日本出版販売(日販)は12月2日、同社が運営する会員サイトで行った「クリスマスに本を贈ろう」アンケート調査の結果を発表した。
調査は、同社が運営するポイントサービス「Honya Club」の会員を対象に、10月28日から11月4日にかけインターネットアンケートを実施。2,333名から回答を得た。
「子ども向け」と「大人向け」それぞれのクリスマスギフト本にふさわしい本を選んでもらう形で実施され、それぞれ5位までの結果が発表となっている。
子ども向けのクリスマスギフト本の1位に選ばれたのは、「ぐりとぐらのおきゃくさま」(中川李枝子・文/山脇百合子・絵/福音館書店)。双子の野ねずみ「ぐり」と「ぐら」が主人公の「ぐりとぐら」シリーズは、1960年代に初版が発行されたロングセラー絵本。クリスマスをテーマとした同作は、この時期になると読み返したくなる定番となっているようだ。
2位の「絵本 星の王子さま」(サンテグジュペリ・著/池澤夏樹・翻訳/集英社)は、言わずと知れた世界の名作。3位には、犬の「バム」とカエルの「ケロ」が主人公の人気絵本シリーズから、「バムとケロのさむいあさ」(島田ゆか/文渓堂)と、いずれも定番の絵本がランクインした。
4位の「チャレンジミッケ!4 サンタクロース」(ウォルター ウィック・著/糸井重里・翻訳)/小学館)は、クリスマスの美しい写真の中から隠れているものを探して遊ぶ絵本。5位には、雑誌「MOE」から生まれたクリスマスがテーマの絵本「よるくまクリスマスのまえのよる」(酒井駒子/白泉社)がランクインした。
なお大人向けには、嵐・桜井翔が主演するドラマの原作本など、話題書・ベストセラーがランクイン。子ども向けで定番の絵本が支持されたのとは対照的な結果となったという。