昭和電工、リチウムイオン電池向け添加剤の生産能力を倍増

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昭和電工は12月2日、川崎事業所(神奈川県川崎市)にリチウムイオン二次電池向け正負極添加剤「VGCF」の製造ラインの増強工事を完了したと発表した。生産能力は従来の倍増の年産200tとなる。

VGCFはリチウムイオン電池の正極材・負極材に少量添加することで、高容量化や長寿命化、安全性の向上に寄与する導電補助剤。

日米欧の自動車メーカー各社が電気自動車やプラグインハイブリッドカーの投入が本格化する2013年以降、蓄電用途のリチウムイオン電池市場が本格的に立ち上がり、VGCFの需要も急速に拡大することが見込まれる。

同社はVGCFのほか、負極材「SCMG」、電池包材用アルミラミネートフィルムなど、リチウムイオン電池向け部材として取り揃えており、今後伸びが見込まれる需要に対応するため、順次生産能力を増強していく構え。2015年にはリチウムイオン電池関連部材で300億円以上の売上を目指す。

《レスポンス編集部》

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