3日、一般公開が開始された東京モーターショー11。韓国ヒュンダイモーターのブースは、展示車1台のみというシンプルさ。ブース中央に鎮座していたのは、大型バスの『ユニバース』だ。
ヒュンダイは今回の東京モーターショー11で、このユニバースの2012年モデルの日本市場導入を宣言。同車は2006年、韓国で発売。日本市場へは、2009年2月に上陸を果たした。日本導入に当たっては、右ハンドル化はもちろん、日本国内で2年間、30万kmに及ぶ先行導入テストを実施。日本市場に合わせたチューニングを行っている。
その2012年モデルでは、前後スポイラーのデザイン変更により、エアロダイナミクス性能を向上。また、室内は快適性の追求にいっそうの力が注がれ、インディビジュアルラグジュアリーシートやLED照明が新採用された。さらに、ドライバーの運転環境を高める目的で、インパネにはマルチディスプレイを追加し、坂道発進をサポートするEHS(イージー・ヒル・スタート)も装備された。
エンジンは、「パワーテック」と呼ばれる排気量12.3リットルユニット。最大出力は425ps/1800rpm、最大トルクは193kgm1200rpm を発生する。DePMシステムを採用し、日本の新長期排出ガス規制を満たす。
ヒュンダイモーターのH. Y. Choi副会長は、「我々はこのユニバースで日本の顧客のニーズに応える。販売&サービスネットワークをさらに強化し、顧客満足度を引き上げていく」と語っている。