【東京モーターショー11】ダイハツ ピコ…小さくても目立つように

自動車 ニューモデル モーターショー
ダイハツ PICO(東京モーターショー11)
ダイハツ PICO(東京モーターショー11) 全 8 枚 拡大写真

ダイハツ工業が第42回東京モーターショーに出展した電気自動車『ピコ』の全幅は1mしかない。

その理由について、取締役専務執行役員の北川尚人さんは「普通の道を走った時に、追い越しをするクルマがいるでしょう。そのときに追い越しされやすくするために狭くしたのです」と語る。

しかし、小さくする代わりに、目立たなければと考え、コミュニケーションベルトを作った。「扉を開けて乗り降りをしているときは“乗降中”というサインが出ますし、後ろに接近してきて、近づきすぎてほしくないときは、“接近注意”と出すことが出来ます」。また、このモデルは自分で障害物を検知して自動ブレーキがかかる。「そのときは“車間注意”というウォーニングが出るのです」。

さらに特徴的なものとして、“ありがとうボタン”がある。「道を譲ってもらったり、人がどいてくれたときなどに、今でいうハザードランプの点滅のように“ありがとう”と音声とメッセージが流れるのです」。

このアイディアはどこから生まれたのだろうか。「10年前の東京モーターショーにトヨタとソニーが共同開発出品した『POD』というコンセプトカーがあり、これは感情を表現するモデルでした。あれのチーフエンジニアが私なのです。PODは、文字は出さなかったのですが、今回はお年寄りを含め、よりストレートにわかってもらえたらと文字を出すようにしたのです」とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る