川崎重工、インドに建設機械用油圧ポンプの合弁生産拠点を新設へ

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川崎重工業は、インドのウィプロとインドに建設機械用油圧ポンプを合弁で製造する工場を設立することで合意した。

インドは、急速な経済発展を背景に、油圧ショベル市場が拡大している。2010年の総需要は1万2000台と、5年間で3倍に増加、高い成長を遂げている。また、今後も経済発展とインフラ投資の拡大に伴って2017年には年間3万台規模の市場となり、世界最大の中国市場に次ぐ規模に成長する見通し。

合弁会社は、インドでの旺盛な油圧ショベル需要による顧客からの現地生産要請に応えるもの。同社の油圧機器に関する技術力と、ウィプロの油圧シリンダ分野の納入実績や強力な販売力を結合することで、インド市場での建設機械用油圧ポンプの拡販を図る。

新会社は「ウィプロ・カワサキ・プレシジョン・マシーナリー」で資本金は5億ルピー(約8億円)。川崎重工が74%、ウィプロが26%出資する。

新会社は、バンガロール市に建設機械用油圧ポンプの製造工場を設け、2012年7月からの稼動する計画。操業当初は生産能力年産4000台でスタートし、2015年には年産能力1万5000台に増強する。

川崎重工はこれまで、主に西神戸工場(神戸市西区)で製造した油圧ポンプをインドの油圧ショベルメーカに輸出してきた。合弁会社で現地生産することで納期の短縮と顧客対応力を強化する。

《レスポンス編集部》

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