【東京モーターショー11】トヨタ アクア がドレスアップ…ピリリとキリリ

自動車 ニューモデル モーターショー
トヨタ アクア ファンコンセプト ピリリ
トヨタ アクア ファンコンセプト ピリリ 全 5 枚 拡大写真

東京モーターショー・関東自動車ブースの展示で目を引いているのが、発売間近のコンパクトハイブリッドカー『アクア(AQUA)』のドレスアップモデルだ。

走りのイメージを重視した「ピリリ(piriri)」とシックなイメージを強めた「キリリ(kiriri)」、そしてスペースユーティリティを高めたハイルーフ仕様がある。

アクアは、関東自動車が開発に深くかかわり、生産も担当する。同社関係者は「ピリリとキリリはそれぞれアクアの持っているデザインキャラクターの良さをより鮮明に引き出せたと自負しています」と語る。

「クルマはドレスアップの仕方によっては違和感が先に立ってしまうこともありますが、これらは市販車として売られていてもおかしくないスタイル。単に価格の安いコンパクトカーというのではなく、欧州のプレミアムBセグメントみたいなデザインバリューを持たせることができたモデルだからこそ、こういうドレスアップができるのだと思います」(同関係者)

関東自動車は来年7月にはセントラル自動車などと合併し、新会社となる。同社は過去にも『カローラルミオン』など、オレンジ色に塗り替えたドレスアップモデルを東京モーターショーに出品してきた。

その伝統のカラーが与えられたキリリからは、関東自動車ブランドの有終の美を飾るという思いがにじむように見えた。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  3. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
  4. ガソリンの暫定税率「11月1日」廃止で野党8党一致、臨時国会法案提出へ[新聞ウォッチ]
  5. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る