【東京モーターショー11】生産コストとレイアウトにこだわった、ホンダの3台のバイク
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ディスクブレーキプレートをよく見ると、1枚の金属円板を切り抜き、切り抜いた外側と内側で前後輪の2枚のディスクを作り出していることがわかる。
燃費はリッター約28kmと非常に低燃費。そのおかげでガソリンタンク容量を減らすことができた。従来ガソリンタンクがある位置は、ヘルメットを収納するスペースとなっているのが特徴。
本田技術研究所の青木柾憲氏は「ヘルメットを収納できるようにするのなら、当然フルフェイスが収納できないと意味がないので、徹底的にこだわってレイアウトした。エアクリーナーも収納位置と同じ部分にあるが、ハンドル側に寄せてスペースを確保した」と言う。
従来、バイクの車体中心部はスペースが確保しにくいが、青木氏は「この3台のエンジンはシリンダー部分が傾斜しているため、収納スペースを用意することができた」と言う。
《佐藤隆博》