11月下旬、茨城県土浦市内で発生した死亡ひき逃げ事件について、茨城県警は7日、かすみがうら市内に在住する45歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。現場から採取された破片と、放置されていたクルマの破損部位が一致していたという。
茨城県警・土浦署によると、逮捕された45歳の男は2011年11月26日未明、土浦市手野町付近の県道で乗用車を無免許運転した際、道路を横断していたとみられる42歳の男性をはね、救護をせずに逃走した疑いがもたれている。
男性はクルマにはねられた際、県道に隣接した水路に転落したものとみられ、3日後の11月29日に遺体で発見された。足を骨折していたことや、周辺にクルマのものとみられる破片などが散乱していたことから、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。牛久沼付近に放置されていた前部が損壊した乗用車と、現場採取の破片が一致したことから、このクルマを容疑車両と断定し、所有者から事情を聞いていた。
その結果、所有者の親族にあたる男がこのクルマを使っていたことが判明。7日までに容疑者として逮捕したという。調べに対して男は「無免許の発覚を恐れて逃げた」などと供述しているようだ。