125度で30万回の書き換え可能なEEPROM セイコーインスツルが開発

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セイコーインスツルは、車載向けに125度で30万回書き換え可能な、8Kから256KビットのSPIバス・シリアルEEPROM『S-25AxxxBシリーズ』を製品化して受注を開始した。

現在、自動車には車載電装機器の増大に伴って多くのEEPROMが搭載されているのに加え、環境対応や低燃費化、安全・快適な走行のため、コンピュータによる制御が複雑になっており、EEPROMに記憶するデータ容量は増える傾向にある。

EEPROMは重要保安部品として扱われ、高い信頼性が求められているが、同社はこれらのニーズに応えるため、SPIバス・シリアルEEPROM・S-25AxxxBシリーズを開発した。

一般的にEEPROMは、高温で書換え寿命が低下する。今回開発した製品は、業界最高水準の125度の温度環境下で、30万回の書き換え保証と、50年間のデータ保持を保証している。

製造プロセスでは、信頼性の高い超極薄のトンネル酸化膜を形成し、同社独自のスクリーニング技術によってEEPROMの最も多い不良である電荷抜けなどビットエラーを排除している。また、不安定な電源変動やノイズパルスに対する誤動作防止機能など、信頼性を高めるさまざまな機能を持たせている。

S-25AxxxBシリーズは、容量が8Kから256Kビットまで、パッケージも8pin SOP、8pin TSSOP、8pin TMSOPと豊富に取り揃える。

《レスポンス編集部》

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