東風日産は12日、「創新之旅」イベントでメイン会場となるブランド館を日本の報道陣に公開した。中国でのこうしたイベントは同社にとって初めての試みだ。
場所は中国・広州市の本社の近く、ドームの形をした体育館だ。入口には「創新之旅」と大きく書かれている。「イノベーションの旅、明るい将来に向けて出発」がコンセプトだ。
中に入ると、同社の歴史についてのパネルをはじめ、これまで受賞したトロフィー、新型エンジン、電気自動車『リーフ』など数多くのものが展示され、同社のことがすべて分かるようになっている。
「ブランドの普及と企業イメージのアップを狙って、12月5日から始めました」と同社販売&マーケティング担当の木俣秀樹本部長は話す。期間は約1か月間で、招待客を中心に3000人ほどが訪れるという。
出口には中国で販売されている全車種がズラリと並んでいて、見学を終えた人はそれらを自由に試乗できるようになっている。このように、中国市場で第4位の東風日産はいろいろと思考を凝らして、2015年に年間130万台の販売を目指す。