【エコプロダクツ11】江東区ソーラーカー、次のレースで表彰台狙う

エコカー EV
エコプロダクツ11 江東区ソーラーカー
エコプロダクツ11 江東区ソーラーカー 全 3 枚 拡大写真

東京都江東区は「エコプロダクツ2011」にソーラーカー『えこっくる002号』を出品した。この車は山崎孝明(※)区長が音頭を取って、未来の社会を担う子どもたちが最先端の科学技術を学ぶ環境学習プログラムの一環として製作された。

「ソーラーカーチャレンジ計画」という名のもと、区内の小中高生を公募し、区民、区内企業、大学などの協力を得てプロジェクトがスタート。「1からソーラーカーをつくりあげたので、非常にいい経験になりました」と中学3年生の塚原宏太君は話す。

3年がかりで完成したソーラーカーは、全長3500mm、全幅1500mm、全高950mmで、車両重量は80kg(除バッテリー)。ソーラーパネルは特別な競技用に開発された単結晶シリコン太陽電池が12枚、最大出力は39.8W。車輪は3輪で、後1輪駆動だ。

今年8月には鈴鹿サーキットで開催されたソーラーカーレースに出場。見事に完走し、成績は総合10位、クラス5位の成績だった。そのレースで塚原君はエネルギー管理を担当し、「1周ごとに消費量をパソコンで計算しながら、完走できるようにドライバーに指示を出した」そうだ。しかも、指示は非常に的確だったようで、ゴールしたときはエネルギー残量がほとんどゼロだったという。

「さらに車の改良を行い、ドライバーを育成して、来年は表彰台を狙いたい」と塚原君は熱く話す。夢はオーストラリアで開催されるソーラーカーレースへの出場だそうだ。

※崎は旁の上が立。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る