「マセラティ、行けるで!」 大阪心斎橋にショールーム新設

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マセラティジャパンとして全国18店舗目となる「マセラティ心斎橋」が大阪西区で17日にオープン。16日夜、プレミアイベントが開催された。
マセラティジャパンとして全国18店舗目となる「マセラティ心斎橋」が大阪西区で17日にオープン。16日夜、プレミアイベントが開催された。 全 24 枚 拡大写真

関西地区でフィアット、アルファロメオ、アストンマーチンなど輸入車販売を手掛ける八光カーグループは17日より、高級イタリア車ブランド・マセラティの正規販売店「マセラティ心斎橋」(大阪市西区)をオープンする。16日夜におこなわれたプレミアイベントでは、日本初公開となる『グランカブリオ・スポーツ』のお披露目もおこなわれた。

マセラティ心斎橋は、マセラティジャパンとして全国18店舗目となる販売・アフターセールス拠点。関西の銀座とも言える、高級ブランドショップなどが立ち並ぶ御堂筋近く、心斎橋の長堀通りに位置する。ショールームは最新のマセラティCIを導入し、白と青を基調とした明るく上質な空間とした。開放感ある約235平方mの敷地に、車両4台が常時展示可能なスペースを設ける。高級車需要が高い大阪の中心地で商品をアピールすることで、さらなる販売拡大につなげる構えだ。

八光カーグループはかつて数十年にわたりマセラティを販売してきた歴史がある。が、2006年に高級スポーツカーブランド・アストンマーチンの販売を開始したのをきっかけに、当時の輸入販売元であったコーンズとの交渉の結果、マセラティの販売から撤退していた。今年1月より、マセラティの日本法人、マセラティジャパンが発足したのを機に、新たにマセラティの販売を手掛けることとなった。長年の経験を活かし、販売、アフターサービスの充実を図る。

八光カーグループの池田淳八社長は、「今、日本が不景気だと言われているが、ドイツ車ブランドほか、弊社で取り扱うフィアット、ジャガー、ランドローバーなど多くの輸入車も販売台数を伸ばしている。こと大阪では、不景気というイメージは全く感じられない」とした上で、「メーカー直系のマセラティジャパンが発足したことで、マセラティは日本のマーケットにおいても本格的に力を入れてくると思われる」と販売に期待を込める。

さらに池田社長は、10月にイタリア・トリノで開催されたオーナーズ会議に出席した際、そこで秘密裏に公開された新型車を見て「マセラティ、行けるで」とマセラティの販売拡大を確信したエピソードを語った。

池田社長は「マセラティの2011年の販売台数は250台前後。これは最も好調だった2008年比の約半分だ」と指摘した上で今後について、「(日本市場で)500台、800台、1000台と販売台数を高く掲げて頂きたい。我々も、しかるべき人に乗って頂き、皆さんに憧れて頂けるようなブランドに仕上げていきたい」と抱負を述べた。

《宮崎壮人》

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