【新聞ウォッチ】トヨタ、 “ハチロクでGO”---2012年生産計画最高の865万台

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トヨタ 86(東京モーターショー11)
トヨタ 86(東京モーターショー11) 全 3 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全3枚】

2011年12月19日付

●サッカー・トヨタクラブ杯、バルサ世界一(読売・1面)

●ドーハ交渉、停止、WTO多国間貿易先見えず(朝日・1面)

●けいざいフラッシュ、燃費向上「アルトエコ」(毎日・8面)

●空洞化の向こう:ものづくりの選択、復活託す「第3のエコカー」(産経・3面)

●野生化した牛車と衝突頻繁、福島警戒区域(東京・22面)

●ボーナス2年連続増、今冬3.07%増、本社最終集計(日経・1面)

●人こと:曙ブレーキ工業・信元社長、福島独自の技術不可欠(日経・9面)

●マツダなどに新機械振興賞、機械振興協会(日経・11面)

ひとくちコメント

トップスピードでも巧みに操れる芸術的なドリブルから2発もゴールを決めたメッシ。無駄の動きがないバルセロナ(スペイン)の絶妙なチームワーク。サッカーのクラブ世界一を決めるトヨタ・クラブワールドカップ(W杯)が横浜国際総合競技場で決勝があり、欧州代表のバルセロナが4-0で南米の王者サントス(ブラジル)に大勝した。

「バルサ華麗なるV」(読売)、「バルサ4発世界一」(朝日)などと、きょう各紙のスポーツ面はバルサの世界一を大きく報じている。

その前の3位決定戦では、開催国代表の柏がPK戦でアジア代表のアルサド(カタール)に3-5で敗れ、J1王者として挑んだ初の国際大会では4位に終わった。しかし、試合そのものは柏のボール支配率は57%、シュート数は19対6と相手を圧倒。「『貴重な経験』実り多き4位」(産経)などと取り上げたように、柏の戦いぶりもあっぱれだった。

そんな世界のサッカーファンに希望と感動を与えてくれたクラブW杯の冠スポンサーであるトヨタ自動車が、2012年(暦年)の世界生産台数を865万台とする計画をまとめたという。17日付の日経が朝刊で報じ、18日は読売なども追随している。それによると、リーマン・ショック前の2007年の853万台を超え、5年ぶりに過去最高を更新するそうだ。

今週中にも生産計画を正式決定するとみられるが、台数のゴロ合わせがおもしろい。トヨタでは年明けにも新FRスポーツカーを発表するが、その車名は『86(ハチロク)』という。生産台数計画も「865万台」で、“ハチロクでGO”となる。もっとも、東日本大震災やタイの洪水など、計画どおりに進まないケースもよくあるだけに、せっかくゴロのいいこの数字も途中でエンストしなければいいが……。

《福田俊之》

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