【スバル BRZ 試乗】スバルらしさはシンプルであること…エクステリア

自動車 ニューモデル 新型車
スバル BRZ
スバル BRZ 全 12 枚 拡大写真

スバル『BRZ』とトヨタ『86』が基本設計を共有していることはよく知られている。しかし袖ヶ浦フォレストレースウェイでBRZに対面すると、86とはやや雰囲気が異なる。この点について、富士重工業スバル商品企画本部デザイン部の木村弘毅氏は次のように語った。

写真:スバルBRZとトヨタ86

「スバル専用とする部分は最初から決まっていました。フロントマスクは、スバル独自のヘキサゴングリルを収めた専用バンパーを採用し、ヘッドランプはアウターレンズを共用としつつ、ウインカーを内部に収め、スモールランプは矩形に光るように変えました。内側を少しバンパーで隠すことで、ランプを短く見せていることも特徴です」

BRZを最初に見たとき、グリルだけでなく目つきもトヨタ86と違うと感じた理由は、ヘッドランプの長さまで詰めるという、こだわりのデザインのおかげだったのである。

「もうひとつ、フロントフェンダーのドア側、ミラーの根元に位置する横長のパネルの造形も、トヨタ86とは変えています。スバルのデザインはシンプルさをポリシーとしているので、ルーバー風に仕立てました」

スポーツカーらしい躍動感を強調したトヨタ86に対し、スバルBRZからは、精悍だけど落ち着いているという、他のスバル車に通じる個性が感じられる。制約が多い中でブランドイメージをうまく表現したデザイナーの力量は評価されるべきだろう。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  2. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  3. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
  4. マルチスズキ、ジムニー5ドアの輸出が10万台突破…最多出荷先は日本
  5. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る