旭テック、通期業績見通し上方修正…特別損失発生の可能性も

自動車 ビジネス 企業動向

旭テックは19日、2012年3月期の通期業績見通しを上方修正した。タイの洪水による直接的な被害は無く、影響は軽微だったのに加え、新興国向けの自動車・建設機械の需要が予想以上で推移しているため。

連結売上高は前回予想より30億円増の800億円となる見通し。収益でも増収の効果で営業利益は前回予想より9億5000万円増の33億円、経常利益が7億円増の27億円、最終利益が4億円増の19億円となる見込み。

一方、同社は、特別損失が発生する可能性として、子会社の売却に伴って表明していた保証に契約違反があったとして補償請求を受けていることを明らかにした。

同社は子会社の旭テック環境ソリューションの全株式を日本みらいキャピタルが運用するファンドに売却した。旭テックは当時の環境ソリューションの工事費用や在庫品の取扱いを保証していたが、これに誤りがあったとして現時点で4億5752万1612円の補償の請求を受けた。

現時点で業績に与える影響は精査中としており、今回の業績見通しには織り込んでいない。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る