ガリバー、新車販売に本格参入

自動車 ビジネス 企業動向
ガリバーの羽鳥由宇介社長
ガリバーの羽鳥由宇介社長 全 3 枚 拡大写真

ガリバーは、2012年から新車販売に本格参入する。20日、一部メディアと行なった情報交換会で、ガリバーの羽鳥由宇介社長は「これまでは一部国内自動車メーカーの新車販売を手がけてきましたが、来年以降は輸入車を中心に新車販売を増やしていきます」と述べた。

現在同社は一部の輸入車について、日本国内での新車販売網構築に向け、具体的な検討を進めているという。羽鳥社長は「家電も服飾も一般消費者向けの小売りに注力している企業が伸びています。巨大マーケットである自動車のリテールにはイノベーションの可能性がまだ残っています」と話す。特に輸入車に関しては、日本国内での新車販売ネットワークをガリバーが引き受けることで、輸入車メーカーにとっても、消費者にとっても効率的、効果的な販売チャネルを構築することが可能と見込んでいる。

また同社は、2012年春をめどに大型展示場を南関東に新設する。この展示場は同社のモータープールを兼ねており、最大800台の車両が展示できるスペースに、新車、中古車、国内、海外さまざまな車両を展示・販売する。大型展示場は2012年秋までに北関東と関西にも1店舗ずつ新設する予定。

「国内の自動車販売では、将来的にマルチディーラー化が避けられないと考えています。現場レベルではシェアの争いになりますが、全体としてはリテールから市場を盛り上げていきたいという想いです」(羽鳥社長)と述べた。

《土屋篤司》

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