トヨタ自動車の新型ハイブリッドカー、『アクア(AQUA)』の競合車種は、やはりホンダの『フィットハイブリッド』になるのか。発売を26日に控えた東京都内のディーラーで取材したところ、ディーラー自身は競合車種を考えていない。
取材したディーラーも、ユーザーがフィットハイブリッドと比較するだろうとは予測している。しかし、それぞれの特徴であるハイブリッドの機構が異なるので、単純比較はできないとのスタンスだ。あえて比較した場合、アクアはモーターのみで走行できることが強みになるという。
アクアの燃費はJC08モードで35km/リットル、フィットハイブリッドは26km/リットル。価格はアクアが169万〜185万円、フィットハイブリッドが159万〜210万円だ。
乗り換えユーザーについては、『パッソ』や『カローラフィルダー』からの乗り換えが多いそうだ。いっぽうで、『クラウン』クラスからのダウンサイジングの受け皿にはなっていない。ディーラーの話では、年配のユーザーはやはり『プリウス』を指向することが多い。
アクアの購入者は、女性ユーザーとエントリーユーザー、さらに30歳前後の若い家族がおもな対象だ。セカンドカーや街乗り用としての使い方を想定している。