中国、ドイツを抜いて世界第2位の高級車市場へ…2011年見込み

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中国で現地生産されているアウディA4
中国で現地生産されているアウディA4 全 1 枚 拡大写真

2009年以来、2年連続で世界一の新車販売台数を記録した中国。2011年は高級車のカテゴリーでも、ドイツを抜いて世界第2位の市場に君臨する可能性が出てきた。

これは21日、『ブルームバーグ』が伝えたもの。同メディアのインタビューに応じたLMCオートモーティブ(旧J.D.パワー&アソシエイツの自動車業界予測部門)の上海在住アナリスト、Jenny Gu氏は、「2011年の中国高級車販売台数(見込み)は、前年比39%増の93万9000台。これに対して、ドイツは91万4000台程度にとどまるだろう」と話し、中国がドイツを抜いて、世界第2位の高級車マーケットになる可能性を示唆したという。

中国では、富裕層の拡大に伴い、高級車の販売が増加。牽引役は、ドイツの高級車ブランド「御三家」だ。2011年1-11月実績では、アウディが前年同期比35%増の28万3600台と首位。BMWも40%増の20万0699台、メルセデスベンツも31%増の17万0112台と伸びている。

高級車の世界ナンバーワン市場は米国で、2011年もその座は揺るぎない。しかし2009年、中国が米国を新車販売で追い抜いたように、中国が米国を高級車の販売台数でも上回る日が来るかもしれない。

《森脇稔》

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