全国交通事故死者数、3年連続4000人台…2011年

自動車 社会 行政
山岡賢次国家公安委員長
山岡賢次国家公安委員長 全 1 枚 拡大写真

2011年中の全国交通事故死者数を警察庁がまとめた。発生から24時間以内に亡くなった事故死者数は4611人。前年より252人減少し、01年以来、11年連続の減少となった。

1日の死者数が最も多かったのは12月29日(木曜日)の26人。反対に最も少なかったのは1月15日(土曜日)の3人だった。1日の平均死者数は12.63人だった。月別で11年と10年と比較すると、1月、5~9月、12月で前年比の死者数を下回った。

年齢構成でほぼ半数を占める65歳以上高齢者の死者数では、前年比で2450人から2262人に188人減少した。また、重大事故につながる飲酒事故死者数も前年比で287人から267人に20人減少した。

直近で死者数が4000人台に減少したのは09年、1952年以来67年ぶりのことだった。以来3年連続で4000人台を保っている。この減少傾向を維持しながら、政府は15年に交通事故死者数を3000人以下、死傷者数70万人以下に抑える目標を掲げている。

山岡賢次国家公安委員長は4日、コメントを発表。「交通事故のない安全で快適な交通社会を実現することは、国民すべての願いであり、政府の重要な課題である」とし、「『世界一安全な道路交通を実現する』という第9次交通安全基本計画の達成に向け、交通事故死者のさらなる減少に取り組んでいく」と、述べた。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る