1日午後7時25分ごろ、岡山県倉敷市内の県道で、交差点を右折した乗用車が、横断歩道を渡っていた親子3人をはねる事故が起きた。この事故で4歳の男児が収容先の病院で死亡。警察はクルマを運転していた52歳の女を逮捕している。
岡山県警・玉島署によると、現場は倉敷市玉島爪崎付近で信号機や横断歩道が設置されている。いずれもロシア国籍を持つ28歳の男性と24歳の女性、4歳の男児は青信号に従って横断歩道を渡っていたが、右折進行してきた乗用車にはねられた。
男児は頭部を強打。近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡。男性と女性も打撲などの軽傷を負った。警察はクルマを運転していた浅口市内に在住する52歳の女を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。男児死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを続けている。
事故当時、歩行者とクルマともに信号は青だった。警察では乗用車が右折を急ぎ、横断者に気づいていなかったか、存在を見落とした可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。