【デリーモーターショー12】トヨタ エティオス の誤算…エントリーユーザーが1割のみ

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トヨタ・キルロスカ・モーター社長の中川宏氏は左から2番目
トヨタ・キルロスカ・モーター社長の中川宏氏は左から2番目 全 29 枚 拡大写真

トヨタのインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)の中川宏社長は、『エティオス』のワンメイクレース実現には販売層の拡大の狙いがあると語った。

「エティオスが初年度から成功できた背景にはトヨタブランドへの信頼感が大きかったと分析している。というのも『イノーバ』(3列シートのミニバン)に加えての増車が大変多く、もっと多いと狙っていたエティオスを1stカーとするエントリーユーザーは1割程度だった。ワンメイクレースの展開は当初から計画していたが、昨年中頃から加速させた。モータースポーツにより若者にもエティオスを認識させ1stカー需要を取っていきたい」

同じくトヨタ・キルロスカ・モーター社マーケティング担当の福井斉氏は「エティオス購入者の3割は後部座席に乗る」と答えた。

「インドではエティオスのようなBセグメントでも運転手に運転させてオーナーは後部座席に乗るパターンがある。インド戦略車として生まれたエティオスはこのサイズのトヨタ車の中ではもっとも広い後部座席を誇っている。トランクも広い」

バンガロールのトヨタ・キルロスカ・モーター工場は2013年前半には31万台に生産キャパが拡大する。現在の増車需要をおさえつつも、インド市場でもっとも成長が期待される1stカー需要を取ってこそトヨタの躍進が約束されるというわけだ。

《三浦和也》

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