【新聞ウォッチ】日産・ルノー連合、トヨタを抜いて世界3位へ

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アフトバス
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年1月12日付

●日産・ルノー、トヨタ抜く、11年販売見通し、世界3位に(読売・2面)

●ブリヂストン次期CEO・谷津正明氏、「すべてで世界一」目指す(読売・8面)

●北米自動車ショー、車大手、環境技術を網羅、厳しさ増す規制が背景(朝日・7面)

●首相あす内閣改造、消費増税へ態勢強化(毎日・1面)

●EV充電、きょうから有料、JXエネなど、首都圏でGS生き残り戦略(毎日・2面)

●プリウス3年連続1位、昨年の新車販売ランキング(産経・10面)

●北米自動車ショー、PHV、トヨタとホンダ火花(産経・10面)

●輸入車シェア10%超、11年販売、震災で国内生産滞る(東京・6面)

●ユーロ安、消費に恩恵、輸入車比率最高に、衣料や旅行値下げ(日経・3面)

●会社研究:トヨタ自動車、復活へ「稼ぐ力」を熟成(日経・15面)


ひとくちコメント

日産自動車と仏ルノー・グループの2011年の世界自動車販売台数が、ルノーが出資するロシア大手のアフトバスを加えると、803万台となり、トヨタ自動車を抜き、世界第3位の自動車グループになる模様だという。

カルロス・ゴーン社長が北米国際自動車ショーが開かれている米デトロイトでの講演で世界販売台数を明らかにしたもので、きょうの各紙が取り上げている。3社の内訳は、日産が467万台、ルノーが272万台で、アフトバスが63万8000台だったという。

ただ、共同配信の記事を掲載している毎日などは、現時点では米ゼネラル・モーターズ(GM)やトヨタが未発表で、GM(900万台前後)、トヨタ(790万台)という予測値のため、「世界3位か」と、「か」の表現をしているのに対し、読売は見出しにも「トヨタ抜く」とズバリ報じている。

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が「2位に浮上」したことは、昨日、このコラムでも取り上げたが、日産・ルノー連合が提携先のアフトワズを含めて800万台を超えたというのは予想外だったが「あっぱれ」である。

一夜明けて3位と4位が入れ替わるつばぜり合いは、まるで元旦恒例の箱根駅伝のレースのようだが、 昨年は震災やタイ洪水の影響でスタミナ不足だったトヨタも今年は巻き返しを図るとみられ、伏兵の韓国ヒュンダイを含めて順位争いは一段とエスカレートしそうだ。

《福田俊之》

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