【東京オートサロン12】日産 マーチNISMO…“楽しい車が欲しい”

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東京オートサロン2012、ニスモブランド拡大として提案されたマーチ、ジューク、リーフのコンセプトモデルが展示された。
東京オートサロン2012、ニスモブランド拡大として提案されたマーチ、ジューク、リーフのコンセプトモデルが展示された。 全 12 枚 拡大写真
東京オートサロン2012で日産自動車が公開した『マーチ・ニスモ・コンセプト』は、日産が2012年11月に発表した「ニスモブランド拡大計画」の一環となるモデル。

ニスモ(NISMO、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)ブランド拡大計画は、ニスモのモータースポーツ活動で得られたチューニングや高性能化ノウハウを日産の市販車に適応していくといったもの。これまでに『リーフ』、『ジューク』をベースとしたコンセプトモデルが発表されている。

ニスモのモータースポーツ企画部、岩本真奈樹氏は「今後のニスモの方向性を示すコンセプトカーとして、今回3台のモデルを展示しました。これまでのニスモの活動は、『Z』や『GT-R』などパフォーマンスの高い車に特化していた面がありましたが、今後は、マーチやジュークなどといった車にも、ニスモを展開していこうと考えておりまして、それを表現したモデルとなります」。

「今回出展した車両の特徴としては、乗って楽しんで頂けるといったところが大きなポイントなりますが、それに加えて“見て楽しめる”と、ニスモがレース活動で獲得したテクノロジーを生かし機能的な外観に仕上げているところも特徴となります」

「“車離れ”という話はありますが、そんな中でも“もっと楽しい車が欲しいよね”と、ZやGT-Rもありますが、手の届く価格帯の車でニスモ仕様が欲しいという声は昔からありました。東京モーターショーで公開したジュークのコンセプトカーは、周囲の評判がよく我々としても勇気づけられています。ジューク自体が新しいジャンルを開拓したモデルなので、こういった高性能モデルに関しても期待感を持って受け入れられたのかと考えています」と述べた。

市販化や具体的な販売方法に関して、コンプリートカーとして発売するのか、パーツとして供給するのかなどは、「検討中」とのことで、ショーでの反響次第といったところ。

また、機能部品のチューニングまで手がけることから、価格面でも相応のものとなりそうだが、岩本氏は「もちろん基準車と同じ水準という訳には行きませんが、ものすごく値段が上がって購入しにくくなるモデルにするという風には考えてはおりません」とコメントした。

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