ANA、787を積極活用して新路線開設 2012年度計画

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787 ANA仕様
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全日本空輸(ANAグループ)は、2012年度の航空輸送事業計画を策定した。

計画では「ネットワークキャリア」としてのビジネスモデルを強化するのに加え、ボーイング787を国内線・国際線ともに積極活用し、新たな路線開設も進める。また、岩国空港民間利用再開を受け、48年ぶりの定期便となる羽田~岩国線を開設する。

国際線は、順次増機するボーイング787長距離国際線仕様機を活用し、2012年度下期に成田~シアトル線を新規開設する。また、シアトル線に続く新規路線として2012年度中の開設を目指し、成田~サンノゼ線の開設準備を進める。さらに、北米線の拡充により、ユナイテッド航空(コンチネンタル航空含む)とのJVによるネットワークを強化し、日本~北米間の需要や、今後も増加が見込まれるアジア~北米間の日本経由の接続需要の取り込みを強化するため、乗継利便性も高めていく。

一方、サマーダイヤ期間中、成田~北京、関空~北京線の大型化(ボーイング767-300ER運航)、中部~上海(浦東)線を再開する。日中航空交渉の合意後には羽田~北京・上海(虹橋)線の増便も計画する。今後も北米線拡充と合わせたネットワーク強化に向け、中国をはじめとするアジア路線のネットワークを拡充する。

国内線では、ボーイング787は、2011年度就航の羽田~岡山・広島・伊丹・山口宇部・松山の5路線に続いて2012年5月に羽田~福岡・鹿児島線に投入する。上期中にはさらに羽田~熊本線へ投入も計画し、下期以降も受領スケジュールに応じて順次投入路線を拡大する。

岩国空港の民間利用再開を受け2012年度下期には、48年ぶりの岩国空港発着定期便となる羽田~岩国線を1日4往復で開設する。日中航空交渉成立までの発着枠の暫定利用などにより羽田発着路線も拡充、羽田~函館線の増便などを実施する。

伊丹空港発着枠の追加利用が可能になったため、伊丹~仙台・新潟・福岡・大分線の増便、伊丹~福島線を開設する。機材稼働の効率化を進め、成田~新潟線の開設、福岡~宮崎線の再開、福岡~新潟線の増便など、その他の路線についても拡充を進める。

このほか、貨物郵便事業では、2011年度に引き続き、貨物専用機による沖縄深夜貨物ハブの安定運用と昼間帯の中国・アジア路線を中心とした貨物専用便の充実を図る。加えてボーイング787の展開に合わせた旅客便のネットワーク拡充に伴う貨物スペースの生産量増加により、一層のネットワーク強化を進める。

《レスポンス編集部》

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