ルノーの世界販売、南米とロシアが好調…2011年実績

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ルノー・サンデロ
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ルノーグループは17日、2011年1〜12月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は272万2062台。前年比は3.6%増だった。

画像:ルノーの主力車

272万台の主な内訳は、乗用車が前年比2.8%増の235万9324台。LCV(小型商用車)は、9.1%増の36万2748台だ。

またブランド別では、ルノーが前年比6.8%増の226万0694万台と好調。一方、ダチアは1.8%減の34万3233台、韓国のルノーサムスンは27%減の11万8135台と苦戦した。

市場別で見ると、欧州以外での好調さが目を引く。南米とメキシコは合計で、前年比25.2%増の39万6933台を販売。とくにブラジルでは、コンパクトカーの『サンデロ』の改良モデル投入などにより、19万4300台を販売し、市場シェアは5.7%。ルノーにとっては、フランスに続く世界第2位の市場となった。

また、ユーラシア地域では、前年比60.1%増の17万0808台と過去最高を記録。ロシアが販売の中心で、15万4734台を売り上げ、5.8%の市場シェアを確保している。現地では、小型セダンの『ロガン』が人気を集めた。

一方、地元フランスでは、前年比7.5%減の68万9022台。市場シェアは26.1%となった。欧州全体では、154万9376台を販売したものの、前年比は5.7%減。販売の主力は、『トゥインゴ』、『クリオ』(日本名:『ルーテシア』)、『メガーヌ』だ。

ルノーグループのジェローム・ストール販売担当副社長は、「2011年は過去最高の実績。欧州以外の販売比率が43%に伸びた」とコメントしている。

《森脇稔》

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