[カメラ]富士フイルム、初のレンズ交換式ミラーレスデジカメ…X-Pro1

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「FUJIFILM X-Pro1」のレンズ交換のイメージ(レンズは別売)
「FUJIFILM X-Pro1」のレンズ交換のイメージ(レンズは別売) 全 8 枚 拡大写真

 富士フイルムは26日、ミラーレスタイプのレンズ交換式デジカメ「FUJIFILM X-Pro1」本体と交換レンズ3種を発表した。販売開始は2月18日。価格はオープン。

 製品ラインアップと同社直販サイト価格として、「FUJIFILM X-Pro1」本体は150,000円、交換レンズ「フジノンレンズ XF18mmF2 R」は54,800円、交換レンズ「フジノンレンズ XF35mmF1.4 R」は54,800円、交換レンズ「フジノンレンズ XF60mmF2.4 R Macro」は59,800円。同社直販サイトでは予約受付を開始している。

 「FUJIFILM X-Pro1」は、「CES2012」で発表された同社初のレンズ交換式ミラーレスモデル。同社製デジカメの中でも高級高品質の「X」シリーズに投入となった。大きな特長として新発想の「X-Trans CMOSセンサー」と「EXRプロセッサーPro」を搭載し、光学ローパスフィルターなしでモアレ・偽色の発生を抑えた高解像感と低ノイズを可能とした。

 レンズ交換式でレンズマウントは「Xマウント」を採用。マウント面からセンサーまでの距離(フランジバック)を17.7mmに短縮すると同時に、マウント面からレンズを約7.5mm深くもぐりこませる広い開口部を確保。バックフォーカスを短縮しつつ周辺光量の低下を防いだ。

 「X100」に搭載する「ハイブリッドビューファインダー」(光学ファインダーと電子ビューファインダーの切替が可能)を、レンズ交換式システム用に進化させた「ハイブリッドマルチビューファインダー」を搭載。装着するレンズの焦点距離に合わせて倍率を自動で切り替え可能。手動でファインダー倍率を変更することもできる。切り替えレバーはボディ前面に配置し、ファインダーをのぞきつつシャッターボタンに人差し指を置きながら、中指でOVF/EVFを切り替えられる。

 フィルムを選ぶ感覚で10種類の色彩・階調表現を使い分けられる「フィルムシミュレーションモード」を搭載。1コマの中に2つの画像を重ねて撮影する「多重露出撮影」に対応。RAW撮影が可能で、パソコンを使わずにカメラ内でRAW現像を行なえる機能を備えた。

 有効画素数は1,630万画素、23.6×15.6mm(APS-Cサイズ)のX-Trans CMOSセンサーを搭載。3型液晶ディスプレイを搭載。静止画のほか解像度1,920×1,080ピクセルのフルHD動画撮影に対応。記録メディアはSD/SDHC/SDXC(UHS-I対応)カード、インターフェースはHDMI/USB2.0など。バッテリはリチウムイオン充電池。

 本体サイズは幅139.5×高さ81.8×奥行き34.1-42.5mm、重さは約450g(バッテリ/メモリカード含む)。付属品はリチウムイオン充電池/バッテリチャージャー/ショルダーストラップ/専用USBケーブル/ボディキャップ/ストラップリング/ストラップリングカバー/ストラップリング取り付け補助具など。

 同時発表の「Xマウント」対応の交換レンズは3種とも単焦点タイプ。「XF18mmF2 R」は35mm判換算27mm、「XF35mmF1.4 R」は同53mm、「XF60mmF2.4 R Macro」は同91mm。

富士フイルム、初のレンズ交換式ミラーレスデジカメ「X-Pro1」を2月18日発売

《加藤@RBB TODAY》

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