豊田自動織機、複数のEVを効率的に充電できるシステムを開発

エコカー EV
スマート充電システム(豊田市役所に設置)
スマート充電システム(豊田市役所に設置) 全 2 枚 拡大写真

豊田自動織機は、複数台のプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)を効率的に充電できるスマート充電システムを開発した。

今回開発した充電システムは「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」の事業の一つとして1月から3月まで、豊田市と協力して、市役所など豊田市内7カ所で運用し、複数台を同時充電する際のユーザーへのサービスのあり方と、充電インフラ設置管理者から求められる電力量の制御方法を検証する。

EVやPHVは今後、普及が見込まれおり、公共施設や商業施設の駐車場、集合住宅の駐車場などで複数台のPHV・EVを同時に充電する環境が求められる。こうした充電設備を運用する場合、設備能力や契約電力量に合わせた充電電力の制御が必要となる。

今回開発したシステムでは、スマート充電コントローラが、PHV、EVに対し充電する電力量を制御する。接続する車両ごとに入力電流を変化させ、既存の設備能力、契約電力量にあわせてピーク電力を制限し、設備の稼働率が100%になるよう調整し、電力の利用効率向上と、設備導入・運用コストの低減を図る。

同社では2012年度~2014年度のプロジェクト期間、段階的に充電システムの機能を拡張してエネルギーデータマネジメントシステム(EDMS)との連携を図り、エネルギーの最適利用について検証していく計画だ。

《レスポンス編集部》

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