排気量を縮小したエンジンに、ターボなどの過給器を追加するいわゆる「ダウンサイジング」の流れを加速させている各自動車メーカー。しかし、イタリアのスーパーカーメーカー、ランボルギーニは、このトレンドには従わない姿勢を明確にした。
これは30日、英国の自動車メディア、『AUTOCAR』が報じたもの。同メディアのインタビューに応じたランボルギーニのステファン・ステファン・ヴィンケルマンCEOは、「ランボルギーニがターボエンジンを採用することは決してない。それは今後10年間でも、あり得ないこと」と話したという。
ライバルのフェラーリは、今後の環境対応技術として、直噴ターボやハイブリッドの採用を検討していると見られる。ランボルギーニにとっても、何らかの環境対応テクノロジーの導入は不可欠なはず。
この点について、ステファン・ステファン・ヴィンケルマンCEOは、「もちろん燃費規制などを考慮すれば、将来的に何らかの環境対応技術は必要。しかし、それらの開発は、ランボルギーニのDNAにのっとった上で行う」と、同メディアにコメント。独自スタンスを貫く姿勢を示したという。