日本自動車輸入組合(JAIA)によって開催された輸入車試乗会において、2012年のジャガー・ランドローバー・ジャパンの展望が明らかになった。
ジャガー・ランドローバー・ジャパン広報の作田昌子氏は、「ランドローバーブランドでは、東京モーターショーで発表した『レンジローバーイヴォーク』が3月3日に発売になります。イヴォークは、サイズは日本市場に合致したものとなり、価格も幅広い層に訴えかけられる商品になるかと思います」
「また、このイヴォークはデザインに特徴のある車で、既に予約されている人をみると、ランドローバーを買いにきたというより、イヴォークのデザインを気に入って買われている方が多く、顧客の層を広げてくれるものとして期待をしております」
「一方、ジャガーに関しては新型車の予定はないのですが、これまでスポーツカーを一生懸命作ってきたメーカーのはずであるのに、この10年間の市場でのブランドイメージをみると“高級”という部分だけが残っていて、“走り”という部分が希薄になっているのが問題であると捉えています」
「先の東京モーターショーでは、ハイパフォーマンスシリーズに特化したブース展示としましたが、今後もジャガー本来の“しなやかでスポーティな走り”をより強調したコミュニケーションをとることによってブランドを拡大していきたい」と語った。