【新聞ウォッチ】「モリゾウ」一押しのトヨタ 86、予約受注3200台

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トヨタ86発表イベント
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年2月3日付

●ソニー赤字2200億円、3月期予想(読売・1面)

●マツダ1000億円赤字、予想下方修正(読売・8面)

●パナソニック赤字7000億円、大幅下方修正三洋買収処理響く、3月期予想(毎日・1面)

●TPP交渉、自動車、農産品で難航も、7日から米と事前協議(毎日・6面)

●ホンダ労組、一時金5.0カ月分要求(産経・10面)

●円高追い風に投資拡大、商社、海外から配当1兆円(日経・1面)

●トヨタ、ロシア工場工程を追加(日経・10面)

●いすゞ、営業益6%減、11年4〜12月期(日経・14面)

●三菱自動車、136億円黒字、4〜12月最終(日経・15面)

ひとくちコメント

赤と黒のレーシングスーツに身を包んだ「モリゾウ」こと、トヨタ自動車の豊田章男社長が、ロックバンドの生演奏をバックにライトニングレッドの新型の小型スポーツカーの『86(ハチロク)』に乗って登場。外では寒風が吹き荒れる千葉の幕張メッセのイベント会場内は熱気に包まれた。トヨタが幕張メッセで新車発表会を開催したのは、2008年のコンパクトカー『iQ(アイキュー)』以来である。

トヨタが本格的な新型スポーツ車を発売するのは13年ぶりのことであり、クルマ好きの豊田社長が「スポーツカーを操る楽しさを伝える」意気込みは半端ではなかった。きょうの各紙にも、86の脇でレーシングスーツ姿の豊田社長のカラー写真が産経などに掲載されているが、発売は2カ月先の4月6日という時期的なタイミングもあり、比較的地味な扱いである。

それでも、国内販売目標は月1000台だが、発表直前ですでに約3200台を受注したという。車離れが加速する中で、豊田社長は「若い人にも楽しんでもらいたい」と訴える。

かつては「スバル『360』」など、車のネーミングを数字だけにする傾向もあったが、最近の日本車では珍しい。豊田社長の「思い」をかなえるには86が今年の流行語大賞にノミネートされるぐらいの販促活動が求められる。

《福田俊之》

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