全体相場は4日ぶりに反落。1月の米雇用統計発表を控え、市場は様子見気分が支配的。週末控えとあって利益確定売りが先行する展開となった。
もっとも、ソニーをはじめ業績不振が明らかになったハイテク株が、悪材料出尽く感からこの日は反発。ハイテク株が相場全体の下支え要因となり、平均株価は前日比44円89銭安の8831円93銭と小幅の下げにとどまった。
円相場の高止まりが重しとなり、自動車株は総じて軟調。
トヨタ自動車が7円安の2899円と、利益確定売りに押され4日ぶりに小反落。ホンダが34円安の2688円、日産自動車が3円安の731円と反落した。
下げる銘柄が目立つ中、スズキが11円高の1777円と4日続伸。マツダ、三菱自動車がしっかり。
なお、トヨタはダイハツ工業、日野自動車を含むグループ全体の2012年の世界販売台数について、前年比21%増の958万台とする計画を発表した。