愛知製鋼の第3四半期決算…震災後の増産で挽回、売上高は4.6%増

自動車 ビジネス 企業動向

愛知製鋼が発表した2011年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、経常利益が前年同期比49.4%減の54億9900万円と半減した。

売上高は同4.6%増の1676億6200万円と増収となった。主力製品である鋼材・鍛造品の生産・販売数量は、タイの洪水の影響による一時的な減少があったものの、自動車向けを中心とした震災後の需要回復に支えられ増加した。

収益は、販売価格の改善や原価低減の効果があったものの、原材料価格の値上がりと鍛造品の販売数量の減少、労務費・減価償却費といった固定費の増加が減益要因となり営業利益は同46.1%減の63億2400万円と大幅減益となった。

当期純利益は、繰延税金資産の回収可能性見直しにより同77.1%減の30億7000万円だった。

通期業績見通しは、タイの洪水の影響として主要需要先である自動車業界の一時的な減産を受けた、鍛造品を中心とした生産・販売数量の減少、その後の増産対応費用の増加を織り込み、ステンレス鋼など自動車以外の分野の需要動向なども勘案して修正した。

売上高は前回予想より70億円マイナスの2270億円、営業利益が30億円マイナスの80億円、経常利益が30億円マイナスの70億円、最終利益が20億円マイナスの40億円に下方修正した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  3. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  4. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  5. 【三菱 デリカミニ 新型】日本のアニメ文化も取り入れた新「ウルルン顔」は可愛いだけじゃない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る