スズキ通期予想、売上高2兆5000億円に下方修正…2期ぶり減収へ

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スズキ・鈴木俊宏副社長
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スズキは6日、2012年3月期通期の連結売上高予想を従来の2兆6100億円から2兆5000億円に下方修正すると発表した。

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従来予想は前期実績をわずかに上回っていたが、修正後は前期比4.1%減と2期ぶりの減収となる見通し。通期の営業利益は前期比2.9%増の1100億円を見込んでいる。

スズキの鈴木俊宏副社長は都内で会見し「円高による為替影響が前期に比べ1300億円に達し、さらにタイ洪水の影響もあるため売上高予想については下方修正した。利益については売上が減少するものの、減価償却費減および原価低減などがあり変更しない」と述べた。

四輪車の販売計画も下方修正した。従来は前期比2.9%増の271万9000台だったが、同3.5%減の255万台とした。

下方修正の要因について鈴木副社長は「これはインドが非常に大きい。金利の上昇、ガソリン価格の上昇、あるいはローンを組むのに2割、頭金が必要なったことでエントリーレベルのお客様に影響を与えている」と説明した。

このほか「設備投資についてはインドやインドネシアでの今期の取得が(予定より遅れて)減少する見通しのため500億円減額した。それに伴い減価償却費の見通しも100億円減額した」という。

今期の設備投資計画は2100億円となる。

《小松哲也》

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