フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置くセアトは6日、新型車の『Mii』に5ドアを追加すると発表した。
Miiは、フォルクスワーゲンの新世代コンパクトカー、『up!』のセアト版。同じくフォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダの『Citigo』とともに、up!とは兄弟車の関係にある。
すでに3ドア車が発表されているMiiだが、今回、5ドア車を追加設定。これは、up!とCitigoに続くもので、顧客層の拡大を図るのが狙いだ。
3560mmの全長は、3ドアと変わらない。5ドアは後部にドアを採用したことで、後席乗員の乗降性や快適性が引き上げられた。トランク容量は251リットルで、後席を倒せば951リットル(いずれもVDA計測法)へ拡大する。
エンジンは3ドアと共通。1.0リットルの3気筒ガソリンエンジンには、最大出力60psと75psの2種類が設定される。60ps仕様の「エコモーティブ」グレードの場合、欧州複合モード燃費24.4km/リットル、CO2排出量96g/kmという高い環境性能を実現する。
Miiの5ドアは、3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー12で初公開された後、今夏、欧州主要国で発売される予定だ。