12日午前1時40分ごろ、神奈川県秦野市内の県道を走行していた乗用車が路外に逸脱。ガードレールの隙間から崖を滑落し、約70m下で中破する事故が起きた。この事故でクルマに乗っていた3人が死傷している。
神奈川県警・秦野署によると、現場は秦野市蓑毛付近で車線区別の無い幅員約3mの急カーブ。付近を走行していたクルマの運転者から「前走車の姿が見えなくなった」との通報が警察に寄せられた。
同署員や地元消防が捜索を行ったところ、崖を約70m下まで落ちて中破している乗用車を発見。乗っていた3人を近くの病院へ収容したが、後部座席に同乗していたとみられる20歳の女性が死亡。助手席に同乗していたとみられる20歳の女性が頚椎骨折の重傷。運転していた横浜市青葉区内に在住する20歳の男性も打撲などの軽傷を負った。
現場にはガードレールが設置されているが、下部の隙間をすり抜けるようにして転落したものとみられている。調べに対して運転者の男性は「カーブを曲がりきれなかった」などと供述しているようだ。