【春闘12】自工会志賀会長、年功的な昇給はなじまない

自動車 ビジネス 企業動向

日本自動車工業会の志賀俊之会長は16日の定例記者会見で、15日から交渉が始まった今春闘について、「自動車産業は“6重苦”のなかで厳しい国際競争をしている。労務費、固定費のアップは一般論として慎重にならざるを得ない」と述べ、労組側をけん制した。

自動車メーカーの今春闘は、賃金改善(ベア)の要求は見送られ、年間一時金と定期昇給相当分の確保が焦点となっている。

志賀会長は一時金については「各社の業績に応じたところで決まるのだろう」とする一方、定期昇給については「年功的な昇給であり、時代になじまなくなってきている」との見解を示した。

昇給は「従業員の役割や成績評価で決めるべき」とし、「定昇など、ひと昔前の定義(に基づく決定)からは変わってきているのではないか」と述べた。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  5. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る