[ナノテク12]パウダーコーティングが身近に

自動車 ビジネス 国内マーケット
山王(ナノテク12)
山王(ナノテク12) 全 4 枚 拡大写真

東京ビッグサイトで開催された「ナノテク2012(第11回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)」(15~17日)で、フレームとホイールをピンクゴールドに塗装した二輪車『ブルターレR989』を発見した。

展示したのは埼玉県草加市に本社がある山王で、同社のパウダーコーティング(粉体塗装)によって仕上げたという。そのやり方は非常に簡単だ。金属部品に、粉末の塗料「チョコナ」を、自社開発のガン「コナールショット」によって静電気の力を利用して吹き付け、あとは180度の温度で20分ほど焼き付けるだけ。

「大きなものだと、焼き付けるために窯のようなものが必要になりますが、小さなものなら電子レンジで大丈夫です。吹き付けも小さなペットボトルに入った粉体塗料(330g)をガンに装着して行うだけなので、誰でも手軽にできると思います。仕上がりも非常にきれいです」と同社関係者は説明する。

ペットボトルなので手も汚さずに色替えも簡単に行え、そのまま保管もできる。匂いも全くないそうだ。しかも、トリボ(摩擦)帯電方式なので、電源も不要。DIY感覚で塗装を行うにはもってこいのものだといえよう。

同社では今年3月からガンと粉体塗料(6本=白、黒、グレー、赤、黄、緑)をセットにして10万円ほどで販売する予定だ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【三菱 デリカミニ 新型】インテリアはバージョン0.8から「2.0」に進化! 専用開発で実現した“らしさ”とは
  2. トヨタ『アクア』がプリウス顔に大変身! 一部改良モデルが発売、248万6000円から
  3. 「ほぼ未使用」のスーパーカー20台、匿名バイヤーに一括売却へ その総額は…
  4. あのホンダ『エリシオン』が中国で生きていた! 新グリル採用の新型、約515万円から発売
  5. ヤマハのネオレトロ『XSR900』、外装キットが国内20%超の装着率で「嬉しい誤算」その理由とは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る