ITSスポットを活用して物流効率化 九州で実証実験

自動車 テクノロジー ITS
実証実験のイメージ
実証実験のイメージ 全 2 枚 拡大写真
国土交通省は、「博多アイランドシティ次世代物流研究会」(以下物流研究会)と官民連携し、「ITSスポット」を活用した物流効率化の実証実験を2012年2月20日から開始した。

「ITSスポット」は、2011年8月、全国の高速道路上を中心として約1600か所に整備され、広範囲の道路交通情報提供や安全運転支援などのサービスを開始している。

今回の実証実験では、九州地方の「ITSスポット」で物流事業者の実験車両のプローブ情報(走行位置などの情報)を収集し、このデータをリアルタイムで物流研究会へ情報提供する。物流研究会では、物流車両の到着時刻予測を納品先に事前に知らせるなどにより、配送荷物の効率化の可能性などを検討することにしている。道路管理者においても、同じプローブ情報を用いて交通分析への活用することを検討するとしている。

今回の実証実験の背景は、電機メーカーや家電量販店、物流事業者が九州地方の家電製品の共同配送によるCO2排出量の削減・物流効率化の取り組みを実施していることがあげられる。共同配送では、物流拠点での荷物の積み替えや再配送、量販店での効率的な納品作業が求められ、車両の運行管理に加え、到着時刻の正確な予測が必要となる。

ITSスポットがこれらの要求に対応できるかが今回の実証実験のポイントとなる。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  5. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る