ブリヂストンの路面状態判定技術、英Tire Technology of the yearを受賞

自動車 テクノロジー 安全
ブリヂストンの「CAIS」コンセプトに基づいた路面状態判定技術
ブリヂストンの「CAIS」コンセプトに基づいた路面状態判定技術 全 4 枚 拡大写真
ブリヂストンは23日、同社の路面状態判定技術が、英国業界誌が選考する「Tire Technology International Awards for Innovation and Excellence 2012」で、優れた先端技術開発に贈られる「Tire Technology of the year」を受賞したと発表した。

Tire Technology International Awards for Innovation and Excellenceは、国際的なタイヤの専門家やエンジニア、研究者などが選考委員を務め、設計・製造技術、環境功労、タイヤ技術開発、ベストサプライヤー、ベストタイヤメーカーなど5つの分野で表彰している。

今回受賞した技術は、2011年9月に発表した「CAIS」コンセプトに基づく路面状態判定技術。同技術は、車両運転時の「安心」「安全」確保を目的として、タイヤに装着したセンサにより、降雪などによる路面状態の急激な変化をリアルタイムに感知し、ドライバーへタイムリーに伝達することを可能としている。

路面状態に応じたタイヤトレッドの振動の特徴を車載解析装置によって数値化し、現在走っている路面の状態を7つの区分に判定する技術力が高く評価された。

同社は現在、冬の道路管理の効率化を目的として、ネクスコ・エンジニアリング北海道と共同で「CAIS」コンセプトに基づく路面状態判定技術の実用化へ向けた取り組みも開始している。今後、路面状態判定精度のさらなる向上や判定システムの耐久性、信頼性の評価を行い、判定装置の製品化を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  2. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る