【ルーテシア ナイト&デイ 発表】パリのコンパクトファミリーカー

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ルノー・ルーテシア・ナイト&デイ
ルノー・ルーテシア・ナイト&デイ 全 16 枚 拡大写真

ルノー『ルーテシア』の新グレード「ルーテシア・ナイト&デイ」がルノー・ジャポンより導入された。

ルーテシア(本国名『クリオ』)は1991年(初代モデル)と2006年(現行モデル)にカーオブザイヤーを獲得し、同じ銘柄で2度受賞しているのはルーテシアのみである。

このルーテシアの電動パワーステアリングは、低速や停車時には指一本で回るくらい軽いと話すのは同社マーケティング部商品計画グループ、マネージャーのフレデリック・ブレンさん。当然、スピードが高くなるにつれ徐々に重くなる設定である。「パリではパリジェンヌがよく乗っています。ここでは縦列駐車が激しく、ほとんど止まったままでフルロックまで切ることが多いのです。そこでクリオは女性が、縦列駐車もやりやすいように電動パワーステアリングを採用したのです」。

また、パリでのルーテシアは、これ1台で全てをまかなうコンパクトなファミリーカーという位置づけだという。「後ろにチャイルドシートがついていたり、通勤、通学などで使われています。それだけではなく、休みになるとプロバンス地方やブルターニュ地方などへ数百kmの遠出にも使われるのです」。

そのような使用状況に貢献しているのがこのクルマの長いホイールベースだ。「2575mmとひとクラス上のVW『ゴルフ6』と同じです。ホイールベースが長いと安定感と安心感がありますから。さらにシートも、コンフォータブルで乗り心地の良いシートが採用されています。これらはルノーの大きな特徴といえるでしょう」。

そして、今回導入されたナイト&デイはこれまでの1.6ATをリニューアルしたモデルだ。変更点は、「ダークメタルカラーのドアミラーやロアグリルバー、16インチの専用アルミホイールを装着。内装は、レザー調のヘッドレストとサイドサポートのシート、ピアノ調のセンターコンソールなどを採用し、品質の高いクルマになりました」。

価格は214万8000円。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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