日本自動車販売協会連合会の守川正博会長(ネッツトヨタ栃木会長)は27日会見し、2012年暦年の国内新車市場について「500万台を超えるレベルを期待したい」との見通しを示した。
守川会長は「昨年末のエコカー補助金復活のアナウンスは、現実にその効果があって1月、2月とも好調なスタートが切れている。登録車で320万台を超えるレベル。軽自動車については日本自動車工業会、全国軽自動車協会連合会も178万台といっているので、500万台を超えるレベルを期待したい。その中にエコカー減税、エコカー補助金の効果はかなりのものがあると考えている」と述べた。
その一方で「前回、補助金が切れた後に大変厳しい経営状況になったことを考えると、こういったものに耐えうるための経営体質の強化に一層力を尽くしていかなければいけない」とも指摘した。
また「日本は人口の減少が進むが、昨今の次世代環境車へのニーズ拡大にとどまらず、スポーツカーの人気復活などお客様の志向に新たな胎動も感じられ、私たちの取り組みいかんでは、従前のようにとまではいかなくとも、新しい動きが起こってくるのではないかと期待をしている」との考えも示した。