【ジュネーブモーターショー12】フェラーリ 599 後継、F12ベルリネッタ 発表…史上最強

自動車 ニューモデル モーターショー
フェラーリ599後継車として登場したF12ベルリネッタ
フェラーリ599後継車として登場したF12ベルリネッタ 全 7 枚 拡大写真

フェラーリは2月29日、3月6日に開幕するジュネーブモーターショー12でのワールドプレミアに先駆けて、『F12ベルリネッタ』の概要を明らかにした。

同車は、『599』の後継モデル。車名のベルリネッタとはイタリア語で「クーペ」のこと。フェラーリが伝統的にクーペモデルに冠してきたネーミングだ。

F12ベルリネッタのハイライトが、フェラーリの市販車としては、史上最もパワフルなエンジン。『FF』用の6262ccのV型12気筒ガソリンエンジンには専用チューンが施され、最大出力740ps、最大トルク70.4kgmを獲得する。これは、FF比で80ps、0.8kgmの上乗せ。

このエンジンは8700rpmという高回転域まで許容するとともに、最大トルクの80%を2500rpmという低回転域から引き出すフレキシブル性を備える。環境性能の改善も図られ、燃費は599比で30%向上。CO2排出量は350g/kmで、フェラーリによるとV12エンジンのスポーツカーとしては、最高水準だという。

また、軽量化を推進し、車両重量は1525kgと599比で70kg軽量化。それでいて、ボディ剛性は20%高められた。エンジンをフロントミッドシップに搭載することで、前後重量配分は46対54と、理想的なバランスが追求される。パワーウェイトレシオは、2.1kg/ps。

トランスミッションはデュアルクラッチの「F1」。エアロダイナミクス性能を徹底追求した効果もあって、F12ベルリネッタは0-100km/h加速3.1秒、最高速340km/hオーバーの性能をマークする。これは599の0-100km/h加速3.7秒、最高速330km/hを、大きく上回るパフォーマンスだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. ジェイソン・ステイサムが『トランスポーター』つながりで魅力をアピール!? VWが新型カーゴバンをメキシコで発表
  3. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  4. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
  5. 軽キャンピングカー最大級の空間、ダイハツ『アトレー』ベースで363万9000円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る