世界有数の電池メーカーとして知られる中国のBYD。その傘下の自動車メーカー、BYDオート(比亜迪汽車)は2月28日、2011年通期の暫定決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は前年比1.2%増の490億3636万元(約6320億円)。一方、純利益は14億350万元(約180億円)にとどまり、前年実績に対して44%もの減益となった。
同社の純利益は、2011年第1四半期(1‐3月)が前年同期比84.4%減、第2四半期(4〜6月)が98.8%減と大幅マイナスを記録。しかし第3四半期(7〜9月)は、前年同期に対して約6倍の増益を達成していた。
BYDは2011年通期決算における大幅減益について、「中国での新車購入補助政策の終了による販売の落ち込みなどが要因」と分析している。