三菱自動車、中国事業再編で投資有価証券評価益105億円を計上

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三菱自動車は、広州汽車集団との合弁会社である広汽長豊汽車を折半出資会社にするため、広汽集団が広汽長豊を一旦完全子会社化すると発表した。

これに伴って三菱自動車は保有する広汽長豊の株式の売却益約105億円を投資有価証券売却益を計上する。現在の通期業績見通しには計上していない。

三菱自は2010年11月に、最重点市場のひとつである中国での自動車事業を強化するため、三菱自が14.59%、広州汽車が29%出資する広汽長豊汽車を50%づつ出資する新しい合弁会社とすることで合意した。

新しい合弁会社にするため、広汽集団が広汽長豊を一旦完全子会社化することにし、広汽長豊の株式を広汽集団の株式か現金と交換する。今回、広汽長豊が株式買取に関する公告を行い、三菱自は現金選択権を行使することを決定した。

今後、広汽長豊が新会社を設立して合弁事業に関する資産を新会社に移管し、中国商務部など、関連当局の承認を得て三菱自が新会社の株式を買取る。その後、広汽集団が広汽長豊を吸収合併して、最終的に広汽集団との合弁会社とする。

新しい合弁会社は「広汽三菱汽車」となり、中国湖南省長沙市経済技術開発区に本社を置く。代表者は未定で、6月に新しい会社として発足する予定だ。

《レスポンス編集部》

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