被災3県で増収となった企業…38.3% 東京商工リサーチ調査

自動車 ビジネス 国内マーケット
仙台、石巻付近
仙台、石巻付近 全 6 枚 拡大写真

東京商工リサーチは、東日本大震災で甚大な被害を受けた、岩手・宮城・福島の3県の企業業績を調査した。

調査は、同社の企業データベースから決算期が2011年3~10月の企業を抽出し、前期との2期業績比較が可能な企業を対象に分析した。東北の被災3県のうち、津波で直接被災した地域3県38市区町村を沿岸部、津波で直接被災しなかった地域3県93市区町村を内陸部と区分した。

東北の被災3県で、2011年3~10月に決算期を迎えた企業は2万8847社で、このうち、増収企業は1万1059社で増収企業率は38.3%だった。1万1059社の県別内訳は、福島県が4248社、宮城県が4239社、岩手県が2572社。

増収企業のうち、内陸部が8068社で72.9%を占めたのに対して沿岸部は2991社、増収企業全体の27.0%にとどまる。

3県の売上高伸長率は10.2%増で、岩手県は13.6%増となり、全国平均12.8%増を上回った。

売上高伸長率は、8月期以降で被災3県が内陸部、沿岸部ともに全国平均を上回った。売上高規模別での売上高伸長率は「売上高1000万円未満」が25.2%でトップ。「100億円以上」は6.2%にとどまり、小・零細企業の伸長率の高さが目立った。

産業別では、震災復興需要で建設業が増収企業率48.7%、売上高伸長率24.0%増ともにトップとなった。6月期以降、建設業で増収企業が減収企業を上回った。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る