スイスで6日、開幕したジュネーブモーターショー12。最近、各自動車メーカーから、発電専用のエンジンを備えたレンジエクステンダー(航続距離延長)EVが次々と提案されているが、韓国のヒュンダイモーターもレンジエクステンダーEVを出品した。
ヒュンダイがジュネーブモーターショー12で初公開したコンセプトカーは、『i-oniq』。基本はモーター走行するEVで、最大出力109psのモーターを搭載。二次電池はリチウムイオンバッテリーで、最大120kmの走行を可能にする。
バッテリー残量が少なくなると、発電専用の1.0リットル3気筒ガソリンエンジンが始動。バッテリーを充電するとともに、ジェネレーターを回して発電し、モーターに電力を供給する。これにより、最大航続距離は700kmへ伸びる。CO2排出量は、わずか45g/kmだ。
また、今回のジュネーブモーターショーの会場では、i-oniqの斬新なバタフライドアもお披露目。ヒュンダイのデザイン言語、「fluidic sculpture」(流体の彫刻)との相乗効果で、高い存在感をアピールしていた。