シューマッハ「ヒーローかゼロかのシーズン」

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シューマッハ(メルセデスAMG。3月4日、バルセロナテスト)
シューマッハ(メルセデスAMG。3月4日、バルセロナテスト) 全 2 枚 拡大写真

HEROとZEROのつづりに引っ掛けた発言をした7度のワールドチャンピオン、シューマッハ(メルセデスAMG)。ゼロはすなわち無価値な存在という意味だ。

「優勝の可能性はほとんどないと思う。おそらくレッドブルが常に最前方を占め、その後方で混戦を繰り広げることになるだろう。ヒーローになるか、ゼロになるか、一瞬で決まるだろう。勝負を決めるのは個々のコースに合わせたセッティングの完成度だと思っている」

彼が指摘するのは、前年のようなレッドブルとマクラーレンが先行、その後方をメルセデスAMGが占め、そのさらに後方で集団が形成されるのではなく、トップ2の後方がすべて一塊となる状況だ。他方、2010年のメルセデス入り以来、プレシーズンに限ればこのオフが最も順調だと感じている。

「今の時点で信頼性が高いのは良い兆しだ。出来上がったままの状態でも各部は順調に機能している。過去2シーズンよりも良い状態で開幕戦を迎えて、順調に開発を進めることができると思う。スピードも充分だし、ぜひメルボルンで見てもらいたい。テストの距離も充分に重ねて経験を積み上げることができた。具体的にどれだけの成果であったか、ライバルとの相対的な評価はメルボルンの結果を見てから判断したい」

その慎重な発言の理由は何かと尋ねられた彼はこう答えた。

「昨年、冬のテストデータに頼りすぎたという失敗をしたからだ。もうひとつは、今年はフィールドが圧縮されていて、明確な予想図が描けないためだ。11年よりも狭い戦場に沢山のチームが集中しているということだよ」

《編集部》

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