三菱自動車の益子修社長は9日、事業協力関係にある仏PSAプジョーシトロエン・グループが米ゼネラルモーターズ(GM)との包括提携を発表したことについて、PSAとの事業協力には「全然影響ない」との考えを示した。
益子社長は同日、都内にある本社で開いた発表会後、一部報道陣に対し、今後のPSAとの関係について「色々ご心配頂く向きもあるが、全くそれは心配ない。我々は従来通りやっていく」と述べた。
三菱自とPSAは現在、電気自動車を始めとする車両供給や、ロシアで合弁生産で協力関係にある。一方、PSAは2月29日、資本受け入れを始め部品調達の合弁会社設立、乗用車の共同開発などGMとの包括提携することで合意したと発表している。