ライトを使うとペダルが重くなる…自転車で死亡事故の少年を書類送検

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昨年12月、兵庫県相生市内の市道で自転車に乗車していた際、65歳女性との正面衝突事故を起こし、この女性を翌日に死亡させた16歳の少年について、兵庫県警は8日までに重過失致死容疑で書類送検した。無灯火での走行が事故の主因とみられる。

兵庫県警・相生署によると、問題の事故は2011年12月28日の午後6時20分ごろ発生している。相生市竜泉町付近の市道(幅員約3mの直線区間)で、知人女性2人と横並びで歩いていた65歳の女性に対し、前から進行してきた自転車が衝突した。

女性は転倒した際に頭部を強打。近くの病院へ収容されたが、約21時間後の29日午後に脳挫傷などが原因で死亡している。

自転車には16歳の少年が乗っており、事故当時は無灯火で走行。負傷を免れた2人は警察の調べに対して「暗闇の中から自転車が突然現れ、そのまま衝突した」などと証言していた。

現場は川沿いの道で街灯も無く、夜間になると周囲は真っ暗になるにも関わらず、少年は「ライトを点すとペダルが重くなってしまう」との理由でライトを使用していなかったことが判明した。

このため警察では「自転車側に重大な過失があった」と判断。少年を重過失致死容疑で書類送検している。

《石田真一》

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