F1、2013年は排ガス利用制限をさらに強化!

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
参考画像:レッドブル
参考画像:レッドブル 全 2 枚 拡大写真

FIAのテクニカルデリゲート、チャーリー・ホワイティングは、排気利用規制は来年も一層強化する必要があるだろうと語った。

2011年にトップチームは、排ガスのエネルギーを利用した空力効果の獲得に血道をあげた。ディフューザーの内側に排気ガスを通過させることによってリアのダウンフォースが増大することを発見したチームは、ドライバーがスロットルを閉じた状態でも排ガス量を確保するため、エンジンマップにまで手をつけた。

FIAは今年から排気口の大きさと位置に関する規制を導入する一方で、エンジンマップを詳細化することでオフ・スロットル・ブローイングを禁止する方向性を示した。ところがオフシーズンテストでは、相変わらず排気口の位置をあれこれ試行するチームが見られたため、ホワイティングの規制強化発言へとつながった経緯のようだ。

「目的は、エキゾーストブローイングの禁止であり、場合によっては3条15項(可動空力装置)の規定に抵触すると考えます。技術指針で通知したECUコードの改変によるエンジンマッピングの細部規制と合わせると、排ガスを空力効果に利用できる余地は制限されるはずです」

「ただ、チーム側が一度でも有効な手段を“発見”してしまったら、それを彼らの頭から消し去ることはできないでしょう。ですから、関連するレギュレーションは2013年に向けて見直す必要があると考えています」

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る